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内科

動悸(胸がどきどき)がしたら

動悸(どうき)は普段意識しない心臓の動きに気づくことです。脈が速かったり、大きかったり、飛んだりするように感じます。
動悸が30分以上続いたり、動悸に加えて息苦しさ・胸の痛みや押される感じ・立ちくらみもあったりする場合は、救急医療を行っている病院への受診が勧められます(1)。これらに当てはまらなければ、まずは当院のような診療所でご相談いただくことが考慮されます。

胸がどきどきすると心臓の病気ではないかと考える方が多いのではないでしょうか。
動悸がする190名の方を調べた研究では、43%が心房細動・心房粗動や期外収縮といった不整脈を中心とした心臓の病気、31%が不安などの心の病気、10%が貧血・甲状腺・薬の副作用など別の原因、16%が原因不明でした(2, 3)。
このことから、動悸は心臓が原因であることが多いものの、心臓以外の病気のことも考えながら診察を行わなければ、原因にたどり着けないかもしれないことがわかります。

当院に受診されたら、まずは動悸を感じた状況を確認します。そして、聴診といった身体診察や12誘導心電図の検査を行います。必要に応じて、血液検査、ホルター心電図、心臓超音波検査(心エコー)を提案します。これらの結果でわかった原因に応じて、治療を行います。時に循環器専門医がいる診療所や病院への紹介を行うこともあります。

当院でも動悸以外に、息切れ、胸の痛み(胸痛)、手足のむくみ(浮腫)、めまい、ふらつきといった循環器内科の病気の診察を行っています。お気軽にご相談ください。

  1. 東京消防庁 救急相談センター. 東京版 救急受診ガイド. [cited 3 Jul 2022]. Availablefrom: https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/tfd/hp-kyuuimuka/guide/main/index.html
  2. 上田剛士.ジェネラリストのための内科診断リファレンス.東京:医学書院;2014.12-14.
  3. Weber BE, Kapoor WN. Evaluation and outcomes of patients with palpitations. Am J Med. 1996; 100(2):138-48.

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