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内科

生活習慣病の治療に期待すること (高血圧・糖尿病・脂質異常症)

健康診断や診療所・病院での検査をきっかけに、高血圧・糖尿病・脂質異常症 (高脂血症)といった病気が見つかることがあります。
病気が見つかったら、まずは食事や運動といった生活習慣を見直します。それらを行っても、目標とする値まで血圧・血糖・悪玉コレステロールが下げらなければ、薬を使った治療を検討します。

薬を使った治療を行うときに、根拠に基づく医療を行う医師が気にかけていることがあります。それは処方する薬が、血圧・血糖・悪玉コレステロールを下げるという研究結果しかないのか、その先にある脳梗塞や心筋梗塞といった病気を予防する効果が証明されているかという点です。
図Aと図Bを見比べてください。図Aのような研究結果までしかない薬が意外とあります。しかし、薬の値段などが同じ条件であれば、脳梗塞や心筋梗塞の予防効果が証明されている図Bの薬を使いたいと思いませんか。


もちろん医師が薬を処方するときに効果に関する研究結果だけを気にしているわけではありません。薬の値段、薬を飲む回数、副作用、飲み薬か注射薬か、今飲んでいる薬との飲み合わせなどにも注目しています。

当院でも、薬を選ぶ際に上記のようなことを意識しています。
高血圧・糖尿病・脂質異常症 (高脂血症)・高尿酸血症といった生活習慣病、飲酒(アルコール)・喫煙 (タバコ)などの健康問題、その他の内科疾患について、お気軽にご相談ください。

  1. American Family Physician. Evidence-based Medicine Toolkit. [cited 11 Jun 2022]. Availablefrom: https://www.aafp.org/pubs/afp/authors/ebm-toolkit.html
  2. 岡田唯男. エビデンスは「あればいい」じゃダメなんです![cited 11 Jun 2022]. Availablefrom: https://connect.doctor-agent.com/article/common_sense201410/

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