令和6年4月より、特定健診の高血圧基準が変更されました。
これまでは、『収縮期血圧 140mmHg以上、または、拡張期血圧90mmHg以上』で医療機関への受診が推奨されていました。
今後は、『収縮期血圧 160mmHg以上、または、拡張期血圧100mmHg以上』で医療機関への至急受診が勧奨されます。
また、『収縮期血圧 140~159mmHg、または、拡張期血圧90~99mmHg』で、他に脳心血管病、心房細動、慢性腎臓病、糖尿病などのリスクがない場合は、まずは1ヶ月間、運動や減塩など生活習慣を改善に努めることが望まれます。その上で、医療機関で再検査を受けることが推奨されます。
『収縮期血圧 140~159mmHg、または、拡張期血圧90~99mmHg』であっても、脳心血管病、心房細動、慢性腎臓病、糖尿病などのリスクがある場合は、医療機関への至急受診が勧奨されます[1]。
一部の記事で、『収縮期血圧 140~159mmHg、または、拡張期血圧90~99mmHg』の方は医療機関の受診が不要と誤解されるような報道がされております。
厚生労働省 健康局の公式見解が下記PDFの128~132ページに記載されておりますので、ご確認いただければ幸いです。
1) 厚生労働省 健康局. 標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版). [cited 17 May 2024]. Availablefrom: https://www.mhlw.go.jp/content/001081458.pdf